スーパーの棚の前でいつも飲んでるカフェラテを手に取って、初めて裏面を見ました。
たったそれだけの事ですが、唖然としてしばらく固まってしまいました。

値段とパッケージと、値引きシールで買っていた

それまでの私たちの買い物の基準は3つでした。
値段の安さと見た目、あとは値引きシールが貼ってあるかどうか。

40年近く生きてきて商品パッケージの裏側を見るという発想がありませんでした。
そもそも手に取ったその商品が何からどうやって出来ているか1mmも考えることなく買い物カゴに入れて、それを何の疑いもなく口に入れていたのです。

風邪は引くもの、サプリは飲めば安心

体調に対する向き合い方も似たようなものでした。風邪は誰もがかかる「はやり病」で、体調を崩すのは仕方のないことだと思っていました。調子が悪ければ薬局で風邪薬を買い、それを飲みながら仕事を続ける。悪化すれば病院で薬をもらい、働きながら治す。咳や痰が収まるまでの2〜3週間を不調のまま過ごすことに何の疑問も持っていませんでした。

健康食品やサプリメントは「飲んでおけば安心」という宣伝文句に乗せられ、体にいいと聞けばどんどん飲んで結果10粒以上のサプリを飲むのが毎朝の習慣になっていました。本質は理解せずに摂取量を増やして安心していたんだと思います。

痩せない理由に気付くまで

コロナ禍で出社がなくなりました。駅までの歩行や社内での移動が思っていた以上に運動になっていたようです。リモートワークで運動量が減ったのに食べる量を変えなかった私の体重は10キロ近く増え、今まで見たこともない自分の姿が鏡に映っていました。

それでも「食べる量を減らす」発想には至らず、サプリと運動で何とかしようとしました。長距離を走った疲れから食事もそこそこに眠ってしまった日の翌朝、猛烈な喉の痛みに襲われて病院へ。結果は溶連菌でした。感染性のため夫婦で立て続けに3回も罹患してしまい、情けないやら悔しいやら…。二度とこんな思いはしたくないと痛みに耐えていたのを今も鮮明に覚えています。

そして、あれだけ頑張ったのに——体重はまるで減りませんでした。

食べたもので、私たちの身体はできています

このままではマズイと単純に食べる量を減らすことにしました。すると体重は、みるみるうちに落ちていったのです。ハードな運動や痩せるというサプリを飲んでも全く動かなかった体重が食べる量を見直しただけであっさり減りました。「食べ過ぎているから太る」という当たり前の現実に、そこでようやく気付きました。

カフェラテの裏側にあったもの

冒頭の場面に戻ります。

食品添加物という概念そのものが私たちの頭にはありませんでした。値段とパッケージだけで選んでいたから裏面を見るという発想がなかったのです。

たまたま食品添加物を解説する動画を目にしました。取り上げられていたのは私たちが常用しているスティックタイプの粉末カフェラテ。

MEMO

原材料表示は、量の多い順に並んでいます

一番上に書かれているものが、その商品に最も多く入っている原材料です。

それまで私たちは「スティックのカフェオレは、コーヒーに牛乳を加えたものを粉末にしている」と思い込んでいましたが実際は全然違うとの解説…(え?カフェラテって売ってるんだから中身カフェラテでしょ)

動画を見た後すぐに夫婦揃って近所のスーパーへ行き、そのパッケージの裏側を見ました。原材料表示は量の多い順に並んでいるということすら、その動画で初めて知ったくらい私たちは何も知りませんでした。原材料表示の一番上にあったのは、コーヒーではありませんでした。そして甘味料/油脂/その他たくさんの聞いたことのない名前の成分が並んでいたのです。

もしカフェでこれらを「トッピング」するか聞かれたら全部断る...即ち積極的に口にしたくないなと思うモノ。そんなのを我々は今までノールックで口にしていたのかと2人で愕然としました。

メーカーは隠していません。見ていなかったのは、私たちでした。

原材料はメーカーが黙って入れているわけではなく、しっかりとパッケージに書かれていました。ただ私たちが見ていなかっただけ。安いものを選んだ挙句その商品の裏を見ないのは私たちが目隠しをして買っているのと一緒、手に取ったその商品のメーカーに自分の健康を丸投げしちゃっているという事だと気付きました。

それでも、まだ全部を変えられたわけじゃない

今の私たちも全ての食事で納得した原材料のものだけを食べているわけではありません。外食も好きですし、忙しいときは手軽なものを選ぶこともあります。それでも以前とは明らかに違う点があります。「知らないまま選ぶ」のと「知った上で選ぶ」のは全く違うのだということ。

Niiiiiiiiceという場所

自分の身体は自分が食べたものでできている——そんな当たり前のことに当時の私たちは気付いていなかったのです。体調はその結果でしかありません。食べるものに気を配るようになってから、体調を崩すこともサプリに頼ることもなくなりました。食品の裏面を見るようになって、自分の健康に自分で責任を持つようになったのです。

今はパッケージデザインや値段でなく、原材料や作り方を知った上で選んでいます。手間をかけ余計なものを使わずに作られたものには、それだけの理由があります。安さだけを追い求めていたら決して出会えなかった商品や、知ることのなかった背景がたくさんあります。

Niiiiiiiiceを通じて届けたいのは、そんな「知った上で選べる」機会そのものです。

もし成分表示を見たことがない方は

次のお買い物から、ぜひ一度だけパッケージの裏面を見てみてください。それだけで選び方が変わります。